雨後の水たまりに竿を出しても魚は釣れない。
「釣れないのは根性が無いからだ!」
と無茶苦茶な精神論を展開したのは昭和の話しだ。
「水たまりだろうが、釣る気になれば釣れる」
という理屈で社員教育をやった時代があったのだから、
振り返ってみると恐ろしい時代だった。
魚が居る場所を見つけて、更に撒き餌をして群を寄せて、網で掬う効率的な手法で最大の成果を得るのが合理的で今風のやり方だ。
精神論ではなく仕事を科学して論理的にやらなくてはいけない。
思考回路が精神論・根性論だけになったら要注意だ。
古参が精神論を重用するのは分かるが、最近は若者の中に合理性を欠いた精神論だけの企業人がいるから驚く。
出来もしない目標を掲げて精神論を説いても、組織はついて来ない。