2015年10月


自らの体験と多くの人を見て来た経緯から、管理者のマネジメントスタイルが個人競技型と団体競技型に分けられるように思えます。


団体競技型の管理者は、チームプレイを活かしたマネジメントを展開します。


個々の能力の特性を把握して、全体で不足するところを補いながら、粛々と成果を得るような活動をします。


強い行動力で率先垂範しながら組織を牽引するマネジメントは個人競技型の人です。


経営トップでは、創業者に個人競技型が多く、後継者に団体競技型が多いようです。


人を頼りにしないで、すべてを自己完結させる創業期には、個人競技型の人が適しているようです。


学生時代に取り組んだスポーツは、ある点で将来のマネジメントスタイルを左右するのかもしれません。


















それなりに社会経験を積んだ年配者から、

「私だって遊んでいたわけじゃない」

と切り返されて、二の句が続かない。


「それなりに修羅場を経験して来たわけで・・・」

と聞かされるが、その程度のことは修羅場とは言えないと思うが、口に出しては言えない。


優劣とか大小を競うことじゃないから、忙しさや修羅場経験の話しが出ると、頭ごなしに否定するのは憚る。


だが、本音では

「鼻糞を取る程度の仕事しかしていないクセして忙しいなんて言うなよ」

「大勢の前でプレゼンとか、未収金の取り立てを修羅場とはいわねぇぞ」

と思う。


一歩間違えれば命懸けの場面を修羅場と言うんだ。


街宣車に押し込められて恫喝されたり、ヘルメットを被って鉄パイプを持った連中から追い掛け回されるような場面で、生きた心地がしなかったことを修羅場っていうんだ。


柔らかく、「個人差だから・・・」と思って矛を収めるが、みんな自分が一番の苦労を背負込んでいると思っているようだ。







腹が減っているからと言って、大量に食べ物を腹に詰め込めば、消化不良を起こして胃を壊してしまいます。


相撲取りじゃないので、無理やり大量の食事を取って体を大きくする必要もありませんから、腹八分で食べることが健康維持の秘訣と言えます。


人の体と同じように、会社も腹八分を心懸けないと無理が祟って組織のどこかに異常が起きてしまいます。


たくさん食べることは、会社でいえば受注を増やすことなのでしょうが、体格に合わせた食べ方をしないと無理が祟ります。


どうも大食漢が巷で評価されるようですが、体格に合わせた食べ方が良いと思うのです。


身の丈経営と言うのでしょうか。


消化不良を起こすほど無理に受注をすれば、何れ何処かに病巣が出来るはずです。


軽度な疾病なら良いですが、悪性の疾病になると、企業生命を脅かすことになります。








2014年度で24万5335事業所が年金加入を逃れていると報じられた。


驚くべき不正の数だ。


ざっくりの計算では、世の中にある事業者の10社に1社は年金の加入義務を履行していないことになる。


従業員から年金の掛け金を給料から天引きしながら、預かった掛け金を納付しないで資金繰りに回しているのだろう。


行く先で、従業員が年金を受給するときに、掛け金が未納で年金を受給出来なくなる。


事業者の不正のツケが何も知らない従業員に回されるのだ。


酷い話だ。


創業期に資金繰りに窮して、年金の納付が滞ったとき、社会保険事務所から呼び出しを受けて、厳しく督促された。


仕方なく、個人で納付金分を金融機関から借金して納付したことがある。


経営の不出来を従業員にツケ回ししてはならない。








目的意識を常に持っている人は、脇目を振らずに邁進するので、目的に到達する確率が高くなりますが、目的必達意識が過剰だと融通が利かないという問題も起こります。


目的達成に有益なことには関心を持ちますが、無関係なものには興味すら持たないのでいけません。


ユトリが無いのです。


唯我独尊、猪突猛進の姿で、思考回路もYES/NOのデジタル式になってしまいます。


こういう意識の時期には視野が狭いので、気付かない内に人間関係を悪くしていることがあります。


私自身のこういう性格は直さなくてはいけませんが、折々で目標が意思に刻まれると、周りが見えなくなるほど集中するので、なかなか改善が図れません。






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