2015年04月



パチンコ機械の老舗メーカーが破産した。

近年はパチンコ人口の減少に加え、同業者との競合激化やヒット商品に恵まれなかったことから受注の伸び悩みが続き、2期連続で大幅な欠損計上を余儀なくされ、苦しい資金繰りが続いていたとのこと。


会社を創業した当時、遊技機の新製品開発を受託して、数種のパチンコ機とスロット機を試作したことがある。


請け負った開発の仕事が技術的に面白くて、当時は遊技機専門の開発事業に特化しようと考えた。


その道に邁進しなかったのは、下請け会社として厳しいコスト圧力に耐えられなかったことが挙げられる。


下請けから脱して、自社で開発製造した遊技機を市場に投入するには障壁が多すぎて前には進めなかった。


今、考えれば、縮むマーケットに身を置いてなくて良かったと思う。







着る物に執着や好みがないので、ファッションには無頓着です。


人様に不快感を与えなければ“万事良好”と思っているので、仕事では白Yシャツにスーツを着用しますが、休日の普段着は動きやすいツナギ作業服でいます。


休日は家庭菜園か、洗車か、釣りか山菜採りで、家の中ではスウェットですから、ラフ着が一番適しています。


買い物に駆り出されると作業着を嫌がる家人に叱られ、仕方なく着替えることになります。


価値観の違いは受け入れますが、マナー違反でないなら着る服など、どうでも良いことだと思います。


オシャレに敏感な女房と無頓着なオヤジの間には、埋めることができない価値観の溝があるようです。


スーツとビジネス靴以外は、下着から靴下、ズボン、シャツ、ジャンバーに至るまで、何一つ自分で買ったことがありません。


普段着などは着れれば何でもいいのです。







某コラムで、国民年金保険料の支払いのために生活を切り詰めて、生活苦を続けている若者に“保険料の支払いを止めていい”との記述があった。

老齢基礎年金を受け取っている高齢者への給付金を、若者が負担している実態は、確かに若者が犠牲になっている感じがあります。

行く先に自分が受給する金額を積み立てているなら仕方ありませんが、支払う金額が今の老齢者の受給金になっていることが矛盾した制度設計なのでしょう。

しかし法で決められた制度なので、「払わなくていい」と言われても「そうします」とはなりません。

現代の若者が高齢になって年金を受給しても、受け取った年金だけでは生活は維持できませんから、年金の制度崩壊が起こる時、どのように救済するのかは、今の大人が見直して行かなくてはいけません。






東洋ゴム製の免震装置の問題は、企業生命を脅かすほど致命的な問題になるのではないかと思う。

免震装置は、ビルを建設する初期工程で取り付けられる。

建物が完成してから交換となれば、その手間と費用は膨れ上がる。

建物の施主が交換を依頼するなら費用の負担は無いが、過失問題だから交換費用はすべて東洋ゴムが持ち出しだ。

新しい免震装置に交換するにしても、施主が東洋ゴム製の免震装置を指定するとは思えないから、恐らく他社製の免震装置を東洋ゴム社負担で入れ替えることになるだろう。

装置購入費用と施工費用だけでも莫大な金額になる上、この先で損害賠償を負うとなれば、東洋ゴムの企業生命も危うい。

大手企業の命運が、数人の技術者のデータ改ざんで吹き飛ぶのだろうか。







孤独は耐えられないほど寂しさを抱えるものだ。


と独立して商売を始めたころまでは思っていた。


不安を抱えているとき、答えが見つからずに悩み続けているとき、行く道を示してくれる人や相談する仲間がいることが心の支えになると思っていた。


だけど、商売が行き詰まって堕ちて行くとき、それは自分一人で抱え込む運命だと知った。


そのときの気づきが起点になって「孤独を楽しめる自分」を作るようにして来た。


深山に分け入るのも、無人の磯場で夜通し竿を出すのも、人恋しさや孤独感に耐えられる自分を作るためだった。


今では心から「孤独な時間が愛おしい」と思えるようになった。


孤独の時間はいいものだ。




↑このページのトップヘ