2015年01月


キノコや山菜など野生の食材を採取して食べる趣味を始めたのが平成元年だったから、もう26年余の経験を積んだことになる。


26年間に一度も毒キノコに当たったことがない。


キノコ初心者でも判別が出来るような毒キノコに当たらないことは論外だが、名人泣かせと言われる難しいキノコにも、一度も当っていない。


その背景には、積み重ねた学習と研ぎ澄ませたキノコ洞察と判別がある。


ある種の絶対的な自信があって、26年間、中毒回避が出来ていたのだが、最近ちょっと不注意が多い自覚が芽生えた。


天然エノキダケを採取する際、頭の中に猛毒キノコの“ニガグリタケ”対比の感性が働いていなかったことに気付いた。


事故が無くて良かったが、今までならエノキに手を伸ばす際に「類似のニガグリとの判別は・・・」という感性が働いていたはずだった。


危機感とか緊張に、研ぎ澄まされた感性が働いていない自分に驚いた。


こういう感性の老化も甘受しなくてはいけないのだろう。





家電品を選ぶ場合、ちょっと前では中国や韓国メーカー品を敬遠して、日立・東芝・Pana・三菱・シャープが選択基準でしたが、最近では国内メーカーの家電品をあまり見なくなりました。

とくにシャープの家電品は見かけなくなって、シャープといえば液晶テレビだけという感じになりました。

そのシャープは、家電事業から撤退の色彩が帯びているようで、主力事業は液晶一本のようです。

液晶もテレビから離れて、完成商品ではなく、部品としての液晶を完成品メーカーに提供するようです。

一世風靡したシャープが下請け事業にスタンスを変えるのでしょうか。

液晶だけに絞った一本足打法(商法)で果たしてシャープの復活はあるのだろうか。



10年ほど前に就任した地場の信金理事長は、地場の産業振興に精力的に取り組み、中小企業への事業資金貸出を拡大しました。

地場の中小零細企業経営者の間では評判が良くて、その信金とのパイプを太くした企業が増えました。

資金だけではなく、経営に有益な情報発信や異業種交流などにも精力的に縁を取り持って、産業振興に多大な貢献をしたと思います。

その理事長が勇退したころから、この信金の経営姿勢がガラッと変わってしまいました。

法人担当の外商員は企業に足を運ばなくなり、融資には消極的な姿勢が見えて、それまで友好的だった経営者は続々と取引を他行に移して行きました。

当社も以前はメイン扱いの取引量でしたが、今では取引が無くなって、口座を持っているだけになりました。

トップの経営姿勢が替わると、組織全体の色や活動が変わることの表れなのでしょう。

こうした事例を心に刻んで今後の自社経営に活かしたいと思いました。





取引先の方を接待しますと、立場が上の御仁ほど礼節がキチンとしています。

接待の翌日には必ず御礼の連絡を入れて下さいます。

その丁寧な所作に恐縮することもあります。

多くの場合、課長職以下の方々は接待の御礼電話一本も無い傾向にあります。

日本を代表するような大企業の管理職なのに、御礼の一報まで気配り出来ないような大人が多いことに驚きます。

中には律儀な若手の方がいますが、そういう方は行く先で出世するようです。

お持て成しを受けたら礼をするのが当たり前ですが、その当たり前なことがキチンと出来ない方々が多くて呆れてしまいます。

自分の会社の社員が接待を受けたときに、翌日一番で御礼の連絡を入れているのか心配になります。

新卒社員から経営幹部に至るまで、当たり前の礼節だけはキチンと出来るような躾け教育をしないとダメだと思います。






近所にある大型ショッピングモールの客足が減って来たようです。

ちょっと距離が離れた大型モールでは客数が激減して、噂によれば来年春に閉鎖されると聞きました。

大型商業施設の客離れは徐々に膨らんでいるようで、その要因がネットショップにあるようです。

買う予定の商品を、店を訪ねてその場で購入とはならず、実物を店舗で確認して、それをネットで価格を調べてから最安値のショップで購入する買い方をする人が増えています。

店舗で買わなくてはならない商品と、WEBで買う商品が区分されるようになるのでしょう。





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