年に数度発売されるジャンボ宝くじを、昭和57年頃から買い続けていたが、7年ほどまえにパタッと止めてしまった。
1等の億の金が入ったなら資金を投じてやってみたい事業があったから、夢を引き寄せるためにジャンボには毎度9000円を投じていた。
だが末等の300円以外に当たったことがなくて、自身のくじ運の悪さに落胆した。
1等の当選確率がどれくらいなのかを調べたら1000万分の1だと知って愕然とした。
東京都の住民が1枚ずつ買ったとして、その中のたった1人だけが1等を引き当てる確率だと知ったとき「当たるわけがない」という理解がストンと腹に落ちた。
宝くじ販売所の1店舗で売り切る全てのクジを買い占めても、その中に当たりくじは無いという現実。
つまり300円の海苔弁当を3000円で買うという愚行と知った。
「買わなければ当たらない」と思っていたが「買っても当らない」と納得した。
9000円を使うなら、孫と一緒に遊園地に行った方が余程良いと思えた。