
消費税の増税は、経済全般に渡り、公平に適用されると思っていたが、増税分を価格に転嫁できない業界があることを知って「厳しいなぁ」と思った。
当社の取引先でゲームセンターを経営している顧客があるが、増税分3%を価格に転嫁できないから、3%分は泣き寝入りだ。
1Play100円のゲームを増税分だけ値上げしたくても、3円分の価格設定はできないから、増税分はすべて自己負担になる。
コインランドリーもコインパーキングも、収入増をなさない支出だけの制度改定は極めて厳しいものだ。
3%が現状収益で支出増になるのだが、売り上げの3%は経常利益に相当するだろう。
増税で赤字に転落する計算だ。
価格の端数を10円単位で切り上げても、110円のゲーム機に改造するのも難しい。
いっそのこと、すべてのゲーム機械を電子マネー方式に切り替えないと増税分は緩衝できないでしょう。
増税分を価格に転嫁できる商売は、泣き寝入りしている商売に比べて楽をしている。
泣き言を言ってはいけない。