2013年10月

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防犯カメラで安全な未来を創る株式会社ガリレオ
 
「一体、今時の若者はどういう育ち方をしているのか」とグチを溢したくなることがある。
 
もっとも、今時の若者を育てたのは私達50代の親だから、自身が反省する側に他ならない。
 
我慢することとか、辛抱することとか、耐えることの習慣が備わっていない。
 
ちょっと面倒なことでも文句を言い出し、大した苦労でもないのに、すぐに挫けてしまう。
 
応募に来た若者で、前職の転職理由が「残業が多いので辞めた」と言ったので、当社も残業が多いから採用しても耐えられないだろうと判断して不採用にした。
 
しかし、その若者は1ヶ月後に再び応募して来たので、前回の応募で不採用にした理由を詳しく説明し、「当社も残業が多いから入社しても耐えられない」と伝えたところ、「考えを改めて、残業も厭わず頑張る」と言うので、2回目の応募で施工員として採用した。
 
若者が希望した施工の現場で3日が過ぎた頃、「労働時間が長くて辛い」と泣き言が出た。
 
現場の長は「耐えられないなら仕事を教えるだけ無駄だから、続けるのか辞めるのかハッキリしなさい」と切り出した。
 
当然である。
 
辛抱とか我慢とか、耐える習慣が躾けられていないのだ。
 
辛いことがあるとすぐに不満を語り、我慢できずに逃げてしまう。
 
 
企業はこれから、こんなにひ弱な若者達を使いながら、熾烈な企業戦争を勝ち抜いて行かなくてはならないと考えると、ため息が出てしまう。
 
 
 
 

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防犯カメラで安全な未来を創る株式会社ガリレオ
 
経営者仲間が行き詰まって相談に来たので、他人事ながらも真剣に、本気になって考えて、あれやこれや打開策を提案した。
 
事業に取り組む姿勢にも問題を感じたから、この時期、不眠不休の決意で事業の建て直しに取り組むように助言した。
 
「いいアイデアを貰った」
「勇気が湧いた」
「早速、明日から取り組んでみる」
と元気な言葉を発して帰って行ったので、
「少しは役立ったようで良かった」と安心した。
 
 
あれから3週間、心配になって電話をしたら、前と少しも変わっていない。
 
「何とかしなくちゃ行き詰まるが、何をどうしたらいいか分からなくて、来春まで待たないと景気は戻らないと思うし、・・・」
 
そこまでの話を聞いて電話を一方的に切ってしまった。
 
無策で時間を流せば会社が行き詰まるので、心を鬼にして人員整理を掛けろと助言したが、何もやっていない。
 
新規客開拓のために一日50件のテレアポをやれと助言したが、それもやっていない。
 
脈がある顧客は会社のホームページを見るから、こことここを修正して会社のイメージを上げろと助言したが、ホームページに手を加えられた形跡はない。
 
事業に行き詰まって、何とか会社を浮揚させたいと思うのは、どこの経営者だって同じだ。
 
天を仰いで合掌し、祈りを込めて「注文をください」と神頼みしたって、注文は天から降っては来ない。
 
どんなに良いアドバイスや方策があっても、実行が無ければ意味はないなぁ。
 
 
 
 
 

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防犯カメラで安全な未来を創る株式会社ガリレオ
 
 
商売には、“商売人として歩む正しい道”があります。商売が金儲けのための活動だったとしても、人の道を外れて、お客様や職場仲間を欺いて、金儲けをしたのでは行く先で必ずツケが自分に巡ってきます。
 
人を欺いて金儲けを続ける企業家には、同じ価値観の人が集いますから、行く先は金で揉め、金で離散し、金で寝首をかかれる結末が巡って来ると思います。
 
同業社の中に、商道を外し、利に聡いことばかりを続けて、モラルが低い営業を続けている会社があります。
 
聞くところでは、最近になって社員が離散して、ひと頃の鼻息の荒さが鳴りを潜めてしまいました。
 
少しは自らが歩んだ非道な過去の商売や、自身の悪行に目を向けることができたのでしょうか。
 
恐らく、ツケが巡っていることに目を向けず、運の悪さを嘆き、責任を転嫁しているに違いありません。
 
 
落ちるところまで落ちても、反省の心は芽生えないのでしょう。

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防犯カメラで安全な未来を創る株式会社ガリレオ
 
自動車のセールスマンが「自動車が売れない」と嘆く。
 
大型スーパーが開店して地場の魚屋や八百屋や肉屋が「商店の時代が終わった」と嘆く。
 
 
こんな話は、自動車・魚・野菜・肉に限らず、商売をやっていれば当たり前な話で、どんな商売でも同じです。
 
今日もどこかで、新車が納品されています。
 
スーパーではなく、商店街の肉屋・魚屋で食材を買って晩に食べている家庭があります。
 
それが自分の会社、自分の店から買われた物ではないだけです。
 
 
消費が消えて無くなったわけじゃない。
 
少なくても、地場の需要だけは、自分の馴染み客からの注文は、自分の所が獲得したいと些細に願っているだけなのに、その注文が自分の所に来ないで、他社に奪われていることを嘆く。
 
しかし嘆く前にやることがあったはずだ。
 
「お客様、私を忘れないで下さい」
と顔を出し、メッセージを発信することを怠っていた自分。
 
嘆いても始まらない。
 
 
 
 

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防犯カメラで安全な未来を創る株式会社ガリレオ
 
いつも眉間にシワを寄せて、悩んでいる管理者がいます。
 
やらなくてはならない仕事がたくさんあって忙しいのでしょうし、部門の目標達成に向けて、思い通りに行かない悩みも多いのでしょう。
 
私にも中間管理者の時代があって、膨大な仕事量に疲れ、目標数字に追われて悩み考えた時を経験していますから、彼の心中は手に取るように分かります。
 
誰もが乗り越えなくてはいけない道ですから、頑張って乗り越えて欲しいものです。
 
 
多くの管理者は、どうも“物事を難しく考えるクセ”があるように感じます。
 
営業部門の管理者が、目標売上を達成するのに悩むと、
「効果的な顧客開発の手順が必要だ」
などと考えて悩めば、難しい課題ですから眉間にシワも寄ります。
 
受注を増やすために「顧客開発の手順」は大事でしょうが、そんな課題は大型連休中とか帰宅後の就寝前に、瞑想しながら考えなければ、こんな難しい課題の答えは簡単に出てきません。
 
受注を増やすためには、商談の数を増やす必要がありますし、商談を増やすにはアプローチする件数を増やせばいいだけです。
 
一人の営業マンの日々でのアプローチ数を2倍に増やせば、出口の受注件数は増えるに決まっています。
 
個々の営業マンの工程が目一杯なら、新たな営業マンを増員することに意思決定すればいいはずです。
 
難しく考えないで、物事を単純に考えるようにしなくてはいけません。
 
 
 
 

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