2013年05月

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どんなに素晴らしい商品を作っても、どんなに素晴らしいイベントを仕掛けても、そういう商品とか企画を客に告知宣伝しなくては、情報が客に伝わっていないから成果には繋がらない。
 
商品もイベントも、良い面(売れる面)と悪い面(売れない面)があるから、素晴らしい商品だからといって「必ず売れる」とは限らないが、新しい商品だということを秘密にして隠し置いていたら、売れるはずがない。
 
開発された新製品が有する特徴が、
どのようなお客様の、
どのような琴線を刺激するか、
上手に情報伝達しなくては売れるはずがない。
 
小売店が改装前セールを仕掛けて、在庫品の激安販売を企画しても、「改装による在庫一掃セール」を広く告知しなくては、単なる安売りの延長戦にしか成果は落とし込めない。
 
安売りは販売数との掛け算で成り立つ販売法だから、販売数が伸びなくて安売りしたら、利幅が得られなくなるだけだ。
告知は収益を左右する重要なファクターだ、ということを忘れないようにしなくてはいけない.
 
 

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請け負った仕事がなかなか巧く納まらず、納期が過ぎて、お客様の不満も募り始める。
そういう問題が小さなときに正しく報告しておけば良かったのだが、
上司から「どうなっている?」と聞かれたときに
「順調に進んでいます」
と言ってしまったために、焦りが出て、早く納めることだけに神経が注がれるから予期しない他の問題を起してしまう。
やっとの思いで納品の形を作って一件落着したつもりでも、間に合わせ仕事だから後にトラブルが出る。
 
お客様がクレームを会社に寄せて、中途半端だった仕事がバレてしまう。
 
上司から厳しく追及された時に、事の顛末を正しく報告すれば、まだ救いようがあったのだが、
この期に及んで「お客様が勘違いしているような・・・」と責任回避すれば、
自分の人間性や人格が疑われる。
嫌な仕事、面倒な仕事、割の合わない仕事には、その人の人間性や人格が現れることを忘れてはならない。
 

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一年に一度、夫婦で旅行をしますが、評判の宿を選りすぐって、旅を楽しむ傍ら人気の秘訣も探って来ます。
料理自慢の宿、
露天風呂自慢の宿、
絶景の宿、
もてなしが素晴らしい宿など、
売りのコンセプトはそれぞれですが、評判の宿は特徴が突出して優れています。
 
「まあボチボチの・・・」では、今の時代は客を引けません。
普通レベルの特徴なら、「激安」を前面に出さないと客を呼び込むことが難しいので、際立って優れた特徴とか、他の宿と隔絶した特徴を打ち出さなくては、評判の宿にはなれないようです。
 
評判の宿は高い料金設定にも関わらず、予約が取れないほど満室が続いています。
一方で、料理も風呂も設備も眺望も、それなりの質で料金が割安なのに、満室にならない宿は多いようです。
際立った特徴を出して高値か、普通で激安か、どっち着かずの「中途半端」がもっともダメなようです。
 

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外資系の会員制小売店から、会員特典のサービス券が送られてきました。
「自動車のタイヤが4本で税込み4200円」
常日頃から破格値が売りだったので、この破格にはビックリした。
丁度、アウトドア用の軽自動車のタイヤがノッペラボウになって、滑っていたので、「この際、安いから交換だ」とサービス券を持参して外資系小売店のタイヤセンターに車を持ち込みました。
 
タイヤを選定してもらって、交換日を取り決め、代金の清算に話が及んだとき
「○万○千円ですね」
と言われて目が点になった。
「ちょっと待って、サービス券にはタイヤ4本で4200円って書いてありますよね」
「いや、ここをよく見てください。ここにOFFって書かれているでしょう」
 
確かに、欄外に小さく英文で「¥4200OFF」って書かれています。
思わず店先で大爆笑してしまいました。
新品で、一流ブランドメーカーのタイヤが4本装着して、4200円で調達できるはずがありません。
実に巧い客寄せに感心してしまいました。
 

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昔、中間管理職として部門運営に務めていたころ、
社長から「君は部下を育てられない管理者だ」と叱られました。
他の管理者以上に部下には関心を持って接していたと自負していたので、社長の指摘に憮然としましたが、ふと「部下を育てるとはどういうことだろうか?」と疑問が湧いて上司に質問しましたが、精神論を語るだけで具体的な回答はなく、はぐらかされてしまいました。
 
「ならば・・・」と
「君は部下を育てられない管理者だ」と指摘した社長に
「どうすれば部下は育てられるか?」と直接尋ねに行きました。
「そんなことは自分で勉強して考えろ」と返されて、
途方に暮れ、図書を読み漁って学びました。
 
部下を育てるとは、能力よりちょっと難しいレベルの仕事を与えて苦労させ、出来栄えを正しく評価して、工夫させて仕事力を磨くことに尽きます。
部下に関心を持って日々接しながら、現状の能力を適切に把握する。
部下を育てるには、能力以上の仕事を与えることですから、今の能力以下の仕事を与えれば部下は怠け、更に仕事を与えなければ部下は腐るのです。
 

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