2013年04月

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お世話になっているお取引先にご挨拶に伺いますと、
「担当の○○さんが頑張ってくれている」と労いのお言葉を頂きます。
自分事のように嬉しくなりますし、日頃の業務で社員が頑張っている様子を知ることが出来て安心もします。
 
しかしこういう有り難いお取引先の言葉は、ある程度の社交辞令的な意味もあり、すべてを額面通りに受け取ることもできません。
 
そこで当社の至らない仕事とか不足やご不満を少しでも伺って、今後の業務の糧にしたいと思い、角度を換えていろいろとお尋ねしますと、少しばかりのご意見を聞くことが出来ます。
 
お客様のご意見は
「この先も取引を続ける予定だから改善を図れ」という意思の表れですから、お褒めの言葉より厳しいご意見の方が有り難いのです。
耳に痛い話を聞かせてくださるお客様こそ、大切にしなくてはいけないと思います。
 

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月次決算の集計が遅れているので「どうなった?」と確認する。
「営業集計が経理に来ないから損益計算が進まない」と経理。
営業事務に「なぜ集計が遅れている?」と確認する。
「営業担当者の売上表が未提出だ」と事務担当者。
営業担当者に「なぜ売上表を出していない?」と確認する。
「すみません」と営業担当者。
 
「零細企業の管理体制の現実はこんなもんだ」
と矛を納めるわけにはいかない。
何故、経理は営業事務に「すぐに提出せよ」と催促して、期日通りに集計しないのか。
何故、営業事務は営業担当に「すぐに提出せよ」と催促して、期日通りに集計しないのか。
 
自分の仕事に徹していないのだ。
「まあいいかあ」と妥協しているのだ。
こういう妥協と甘さを正して、戦う組織、自分の仕事に徹する社員にしなくてはいけない。
社長である私自身の甘さや、いい加減さが、会社の隅々まで蔓延している証拠だ。
マズイぞ。
 

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人の腕力に差があるといっても、せいぜい2倍とか5倍位の差しかありません。
オリンピックの重量挙げの選手が200kgのバーベルを持ち上げるなら、同じ体形の人なら40kgは持ち上げることができますから、体力の差は5倍ってところでしょう。
 
ところが人の「感性」の差になると、100倍とか1000倍位の差があるように思います。
まったく「感性」が働かないで無頓着な人もいれば、「感性」が鋭くて、気が利くとか、配慮がある人がいます。
 
人にお茶一杯を出すにしても、ノドが乾いているのが分かっていながら、湯呑が持てないくらい熱いお茶を入れたならば、相手は飲むに飲めず、出してもらったお茶だから文句は言えませんが、「気が利かない」と感じてムッとするでしょう。
 
夏の炎天下に汗だくになって来られたお客様に、自分はエアコン嫌いだからと言って冷房もかけず、「上着を取って下さい」という気配りの一言も言わない人は、気配りの微塵も感じません。
 
こうしたことは「感性」の有無が原因です。
「感性」ニブイ人は、ワガママ、無頓着、傲慢に見られてしまいます。
多少の「感性」が働く人でも、上には上がいるもので、その差は歴然としていますから、「感性」の良い人を師に持つことは大切だと思います。
 
自分にとっては普通に感じることでも、相手に我慢を強いていることは沢山ありますから、「感性」を高めるには相手の立場になって、それこそ痒いところに手が届くくらいに「思いやり」を持たなくてはいけないと思います。
「感性」は下積み時代に積まないと、年が重なって組織の上になってからでは磨きようがありません。
 
 

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立てた部門目標や個人の目標も、事業を始めた初月から目標未達成になる人がいる。
そもそも、計画を立てる段階で、実行する一番目先の月の見通しに甘さがあること自体理解に苦しむ。
12か月先の計画と実績に差が出たら、見通しの狂いや環境の変化が理由になることは分かるが、計画を発表して初めの月に計画未達じゃ話にならない。
今のように急速な景気変化があったとしても、来月の見通しが大きく狂うのは、深く考えない計画性か実行力の欠如だ。
こういう人の12ヶ月先の結果は押して計るべしだろう。
立派なことを理屈で言っていても、行動が伴わない人で、こういう人は自分の努力不足を棚にあげて言い訳や責任転嫁や会社批判に聡い人だから、重用してはならない。
 
自分の立てた目標をいつも意識して、言ったこと、決めた部門の目標を忘れずに、コツコツと努力する人を見極めなくてはいけない。
 
経営者は社員の言葉に反応せず、行動に反応することが重要だ。
「頑張ります」という社員の言葉に反応していたら、結果が伴わないときに大きな経営判断の間違いを起こす。
言葉がどれ位行動に反映されているか、その事実に目を向けて、行動が伴っていれば、彼の「頑張ります」は本物だ と理解しなくてはいけない。
社員の言葉を信じないというのではなく、言葉だけを鵜呑みにしないようにしなくてはいけない。
 

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注意不足や準備不足が原因で仕事が失敗したら、恥ずかしいことですから、大いに反省しなくてはいけません。
未経験で予測が立たない仕事とか、能力以上に難しい仕事を任された場合に、仕事の失敗は起こります。
どんな失敗でも後悔は付いて回りますから、時に悩むことはあるでしょうが、失敗の出来事に囚われ過ぎて落ち込んで意欲を失ってしまっては困ります。
 
反省や悩むことは、次の仕事の教訓や糧になるので必要ですが、落ち込む必要はありません。
人の心の問題と言う指摘もあるでしょうが、世の中の不幸を全て背負ったわけも、世界一の不幸を負ったわけでもないですから、どんな出来事も大した問題ではありません。
落ち込んで、イジケタ考えにハマって、不幸物語の主人公を演じる人も居ます。
「いい加減にして欲しい」と思うことが正直、結構多くあります。
 

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