大人が大衆の面前で泣く姿は、見ていて見苦しい。
爆笑映像で笑いすぎて涙が止まらないことや、死別の悲しみで涙を流すことはあるが、謝罪や反省や失敗で、大の男が人前で泣くのはみっともない。
涙が出るほど悔しくて、申し訳なくて泣くなら、人目を避けて、ひっそりと泣けばいい。
布団の潜って、上掛け布団を噛み、声を殺して泣けばいいのだ。
特に、経営トップが謝罪の場で、涙を流すのは、覚悟が見られずに、見ていて情けない。
会社を代表するトップなら、毅然として面前で立ち振る舞う姿が当たり前だ。
仕事で失敗した社員が、頭を下げ、時に涙を流して詫びる姿を見ることがある。
泣くなら失敗の結末を迎えなければいいのに、手順が策略が未熟だから、失敗の経路から抜けられずに結果を迎えることになる。
眼前の仕事ばかりに目が行って、先々の見通しや潮流に気を配らないから失敗の起点を見失う。
策略と手順を万全に練って、一つ一つの仕事に全力で取り組み、そういう仕事の積み重ねで結果を待って、それでも失敗の結末を迎えたなら、清々しい気持ちで結果を迎え入れることが出来る。
策や手順が未熟で、なあなあの仕事を重ね、結果を楽観するから、泣きを見るのだ。
大の男が人前で泣くような仕事をするんじゃねぇよ。
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