「スミマセン」とすぐに謝る人が素直だとは言えない。
失態を追及されると、いち早く「スミマセン」を発する。
これは「あまり厳しく私を追及しないで欲しい」という予防線を張る自己防衛だ。
気が小さい人、叱られ慣れていない人が、自分の精神を健全に維持するための自己防衛術だ。
意見が対立した場合、相手の反論に自分のセリフを大声で乗せるのも、自己防衛の表れだ。
こうした自己防衛はクセだから、本人は気付いていないことが多い。
自己防衛という壁を叩き割って、予防線が無意味であること体感させないと、このクセはなかなか治らない。